【徹底解説】TechAcademy(テックアカデミー)の転職保証コースを、通常コースの卒塾生が解説する
こんにちは、あずまです。Ruby+RailsでWEBサービスを作成している複業プログラマーです。
今回は、下のような疑問に答えていきたいと思います。
疑問
TechAcademy(テックアカデミー)の転職保証コースって実際どうなの?詳しい制度と特徴を知りたい!
ということで今回はテックアカデミーの転職保証コースの記事です。
実は自分も2年前プログラミングの勉強を始めた時、2ヶ月間テックアカデミーに通っていました。その時は転職保証コースではなく通常コース(Ruby)を選択していたのですが、数あるプログラミングスクールの中からテックアカデミーを選んだ理由は以下の通りです。
筆者がテックアカデミーを選んだ理由
・完全オンライン制であること
・大手で実績もあること
・無料体験を実施してみて、カリキュラムが自分にあっていると感じたこと
・他のスクールに比べ比較的値段が安かったこと
中でも他のスクールと比べて特徴的なのは、一番上の「完全オンライン制」というところですね。
テックアカデミーとよく比較される「TECH::CAMP(テックキャンプ)」なんかは、実際の校舎に通う必要があり、会社勤めをしている社会人にはちょっと厳しいものがありました。
そして当時調べたところ完全オンライン制で一番有名なのはテックアカデミーで、無料体験教材も自分に合っていたことから、筆者はテックアカデミーに入学を決めた、という経緯です。
転職保証コースは受講したことがないのでレビュー等は出来ませんが、自身の体験を交えつつ、テックアカデミーの転職保証コースについて解説していきたいと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
転職保証コースとは?
まずはこの「転職保証コース」について簡単に解説していきたいと思います。
このコースはプログラミング未経験者・初心者の方が、12週間かけて東京のIT企業へ「エンジニア転職」を目指すコースです。
さらにある一定の条件をクリアした上で転職できなければ、授業料が全額返金となります。
料金は通常コースより高いのですが、本気で転職を目指す方にはとてもおすすめのコースです。
授業料の返金条件は?
そして気になるのが授業料の返金条件ですよね。
テックアカデミーの公式サイトを確認してみると、以下のような記載がありました。
保証条件
・受講開始時点で30歳以下の方
・東京での勤務が可能な方
・IT企業へエンジニアとして転職の意思がある方
・受講期間中に転職活動をする意思のある方
・期間中に学習時間を300時間以上確保できる方
(1〜6週目:160時間、7〜10週目:100時間、11〜12週目:40時間)
・全ての課題に合格された方
保証内容
・パーソナルメンターがカウンセリング(1回30分)も行い転職をサポートします
・学習プログラム修了後、6ヶ月間内定が出るまで企業面談を実施
・面談を実施しても内定が出ない場合、受講料を全額返金
大切なところだけ抽出すると「12週間以内にカリキュラムを完了&課題に合格し、6ヶ月間転職活動を実施したものの、内定が出なかった30歳以下の方」が対象となります。
また注意していただきたいのはテックアカデミーが紹介する求人は「東京のIT企業」です。東京への勤務が不可能な方は、そもそも対象ではありません。
ここは意外と見落としがちなので、是非事前に確認しておいてください。
勉強時間の目安は1日何時間?
先程の保証条件に書いてありましたが、授業料返還の対象となるためには「12週間以内にカリキュラムを終わらせる」必要があります。
正直このカリキュラムの難易度がどのレベルなのかは未知数ですが、公式サイトを確認すると、カリキュラムを全部終わらせるには「約300時間必要」という記載がありました。
「12週間で300時間」を1日あたりに直して計算すると、300時間÷(12週間×7日)=約3.57時間/日となります。
毎日3-4時間勉強すれば期間内に終わる、ということですね。もちろん理解度によって多少の前後はあると思うので、多めに見積もって1日4時間の勉強時間を確保できれば大丈夫かな、といった印象です。
テックアカデミーの特徴①完全オンライン制
次はテックアカデミーの特徴について紹介します。一番大きな特徴はやはり「完全オンライン制」というところですね。
通常コースならまだしも転職保証制度がついているスクールで完全オンライン制なのはかなり珍しいです。
探せばもしかしたら他にあるかもしれませんが、現状自分はテックアカデミーしか知りません。
他の転職保証制度付きのスクール(テックエキスパートなど)は通いが必須項目となっているので、地方在住の方はスクールに通うために引っ越す必要があります。
スクールに払う金額を考慮すると、これはあまり現実的ではありません。
しかしテックアカデミーであれば最初から最後まで完全オンラインなので、全国どこにいても受講出来ます。
自分も実際にテックアカデミーに入会していましたが、全て自宅で完結しました。地方在住の方、働いている方にとってはかなりありがたいですよね。
補足.オンラインだと使いずらい?
実は自分、テックアカデミーに入会する前は「オンラインだとメンターに質問しずらいのでは…?」と思っていましたが、入会してみると特に不便さは感じませんでした。
というのもテックアカデミーではメンターに質問する際、「Slack」というチャットサービスを用います。チャットは15時〜23時で利用が可能で、質問してから毎回2-3分以内で返ってきていました。即レスです。
また必要であれば画面をスクショして送ることや、メンターに自分の開発環境に入ってもらう(書いたコードを遠隔で見てとらう)ことも出来るので、かなり質問しやすかったです。
たしかに直接聞いた方が手っ取り早いのは間違いありませんが、自分の質問とメンターからの回答が文字として残るので、復習しやすさはオンラインの方が上かと思います。
また副次的な効果ですが、メンターに質問する際は疑問点を文字起こすしする必要があるため、書いてるうちに頭が整理され「これはこうすればいいのでは…?」と自己解決することもありました。
テックアカデミーの特徴②学べる言語がJavaのみ
特徴の2つ目が、「転職保証コースで学べる言語はJavaのみ」となっているところです。
通常コースはRubyやSwiftなど様々な言語を学べるのですが、転職保証コースはJavaのみです。
Javaが選ばれた理由はおそらく「数あるプログラミング言語の中で、求人数が最も多いから」かなと思います。
レバテック株式会社が2018年4月〜2019年3月に行った調査によると、求人数の多いプログラミング言語1位はJava(約31.1%)、2位はPHP(約14.96%)、3位はRuby(約8.24%)とのことでした。
この結果を見ると、Javaは2位のPHPよりも2倍以上の求人があるということですね。
転職保証コースの目的が「IT企業へのエンジニア転職を目指す」であることを考えると、たしかにJavaを学ぶことが最善と言えそうです。
補足.Javaでできること
ちなみにJavaで作ることのできるサービスにはどのようなものがあるかご存知でしょうか。
例えばPHPであれば作れるものは「WEBサービス」と領域が決まっているのですが、Javaの得意な領域は多岐に渡ります。
AndroidアプリのほとんどはJavaで作られていますし、企業が使用している業務用システムも多くがJavaです(堅牢性が求められ金融機関のシステムの多くはJava)。
またもちろんWEBサービスも作ることができたり、家電製品なんかもJavaでプログラミングされています。
Javaの求人数が多いのも、上記のような「特定の領域にとらわれない」という特徴によるものですね。
テックアカデミーの特徴③コスパの良さ
特徴の3つ目は「コスパの良さ」です。
テックアカデミーの転職保証コースは「税抜298,000円」と、たしかに安くはありません。ですが他の転職保証付きプログラミングスクールに比べるとかなり安いです。
参考までにTECH::EXPERT(テックエキスパート)は税抜598,000円ですし、DMM WEBCAMPは税抜628,000円です。
安さの理由はいろいろあるかと思いますが、「完全オンライン制のため、校舎を持たなくてもいい」、「(転職保証コースとしては)後発組のため、値段の安さで他のスクールと差別化している」というものが考えられます。
エンジニアとして転職できるということを考えると、298,000円という数字は決して高い数字ではないと思います。
最後に
テックアカデミーの転職保証コースは本気でエンジニアを目指す人向けのスクールです。特に地方在住の方は校舎に通うことが物理的に出来ないため、地方からエンジニア転職を目指すにはこの転職保証コースが最適かと思います。
ちなみに転職保証コースには受講を悩んでいる方向けに「無料キャリアカウンセリング」を実施していますので、少しでも興味のある方は申し込んでみてはいかがでしょうか。
特に「卒塾生は具体的にどのような会社に転職しているか?」という情報は公式サイトを確認しても掲載されていなかったため、是非聞いておきたいところです。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
では、良きプログラミングライフを!